自分を適切に売り込めるか確認する
お問い合わせ殺到の「転職本」が改訂版として登場します!
ベストセラー著者・箱田忠昭が率いる転職のプロ集団が、過去最悪の失業率をマークした今だからこその「成功する転職活動Jをお教えします!
「ネット」「エージェント」「面接テクニック」「受かる履歴書・職務経歴書の書き方」「税金・社会保険の手続き」などこの1冊で転職は完璧です!
転職するために必要なことが的確に書かれていて、応募及び退職する前に自分を見つめ直すよい機会になりました。
レビューを見る
プレゼンテーションの技術は、優秀なセールスマンのように、立て板に水のごとくに流暢によどみなく、こちらの言いたいことを一から十まで伝えきる技術ではありません。
特に就職活動の場面においては、そういった口先だけのテクニックとはまったく異なり、相手とひとつのことがらについて合意をするためのコミュニケーションを成立させることを目的として進めていきます。
「目的とする合意」とは唯一、あなたが応募先に対してどのような貢献をして、その対価としてどういう処遇報酬を得ることが正当なのか定める、ということだけです。
合意に達しやすくするために、一方の当事者であるあなたがどのような工夫をすることができるのか、どうすれば合意しやすくなるのかを考える必要があります。
実際の面接の中での応酬話法や質問への回答技術といったものは後の機会に詳細に述べるとして、
ここでは企業にあなたを売り込むにあたって、デザインからターゲット決め、デコレーションまで通じて行ってきたことを反映させて考えることとします。
せっかくここまで統一された意思のもとに進めてきたのですから、応募時にも反映させなければ進み方が異なってきてしまうことでしょう。
考え方の基本を守って、正しい売り込み方の確認をしていきましょう。
応募にあたっての競争相手が全く存在していない状況なら謙虚に進めることもやぶさかでなかったのですが、この段階でも競合するライバルは当然多数いると考えなければなりません。
書類選考で最初のふるいにかけられたときよりも、数こそ少なくなっていますが、
どのライバルたる候補者も、あなたと同様に選考担当者へのアピールに成功し、会って話を聞きたいと思わせたツワモノなのです。
したがって競争率は低くなっても、勝ち抜く難度は高まっているのです。
であれば、当然ここでも十分なアピールを行い、さらに強く仕事に対する意思を表示していくことが必要とされます。
謙虚が美徳になりえないのはここでも同様です。
団塊の世代はアピールがとても下手ともいわれていますが、アピールの巧拙は優れて慣れの問題です。
引っ込み思案的に振る舞ってしまうとか、アピールすることが格好悪いとか、プレゼンテーションへの否定的な考え方が抜けないということも小さくない問題ですが、
最大にして最多の問題とは、そもそも説明すること、プレゼンすることにとても不慣れであるということです。
不慣れゆえに上手にできない、そしてさらに苦手意識が強まって避けてしまうようになるという悪循環を生じさせる一番の原因は、
プレゼンテーションの目的を考え違えしてしまっていることのように見受けられます。
プレゼンテーションの目的は説得とか説明や、なにかを上手に見栄えよく伝えるということそのものではなく、こちらが考える意志や想い、結論について合意を得やすくすることが目的です。
それなのに、何を伝えて合意を得たいのか、その意志を明確に持たずにプレゼンテーションしてしまっているために失敗することはとても多く見受けられるようです。
こんな考え違えをしていては上手いも下手もありません。
伝えたいことが明確になっていなければ、プレゼンテーションが目的を果たせるはずもありえないからです。それゆえプレゼンの失敗が数多く重ねられてきてしまうのでしょう。
しかしこれまでの失敗経験に比して、今回は状況が有利です。
これまで自分の中で伝えたいことや、先方から合意を得たいと心から望むことが明確になるようにさまざまな準備を進めてきていれば、テーマを間違えることは少ないはずだからです。
その次に多く見られる、プレゼンがうまくいかない問題点の原因は、
どうしても独りよがりな発表スタイルになってしまいがちだったということから起きているようです。5
最初の問題点である、テーマの明確性が解決していたとしても、それを先方が理解して、納得して、なるほどそうかと共感して、しかもそれを行動に移すまで気持ちを動かすまでに至るのは容易ではありません。
説明しようとする内容をきちんと補足するべく十分に準備された資料と、口頭でのわかりやすい補足説明が必要であり、
同時にちゃんとわかってもらえるように細心の注意を払う丁寧さが欠かせないのです。
説明しているうちに、柏手が聞きたいと思うポイントであろうことよりも、自分が説明して気分のいい自慢話に終始するようになっては論外ですし、
話している最中の相手の反応を見極めないのも愚かなやり方です。
先に述べたように、プレゼンテーションとは、優れたコミュニケーションそのものであるといえます。
一方的で独りよがりなコミュニケーションはありえませんし、その結果が良好なものになると期待することもできないことでしょう。
プレゼンテーションはコミュニケーションですから、理屈や理論よりも実践から学ぶことが大きいものです。
コミュニケーションの基本である言葉を赤ん坊が最初に覚えるときは、どのような言語を持つ民族であっても、必ず口伝えから始めて、試行錯誤を重ねて修練を積んで体得する形式が取られます。
なにもわれわれがプレゼンテーションテクニックを学ぶときに、そこまで体感実感最優先で行う必要はありませんが、
理屈のみでうまくなるはずはない、だから経験を積むことが重要なことなんだと開き直って考えて、覚悟を決めてしまう必要があります。
そして経験を積む中で、失敗したり、もっと上手な伝え方があると気づいたりしてください。
ときには大切な場面で大きなしくじりをしてしまい、顔から火が出るような思いをすることもあるでしょう。
もしかすると、その夜は悔しくて恥ずかしくて眠れずに、布団に横になっても思わず頭の中に記憶がよぎって、わーっと叫びたくなることもあるかもしれません。
しかし逆に、そういう手ひどい失敗のなかから、もう二度と失敗しないようになれるような教訓を得られるのも事実です。
ここでは、失敗からさえも学ぶ図々しさが必要なのだと、いっそ開き直って考えるようにしてみてください。
失敗が役に立つのはわかったけれど、それでもなるべく失敗が多いよりは少ないほうがいいなと思うことでしょう。
それは大変いい心がけです。失敗は多ければいいというものではありません。
しなくてもいい失敗は十分な準備によって減らしていくべきです。
そうしてこそ一つ一つの失敗をじっくり噛み締めて、次につなげられるというものです。
しなくてよい失敗は極力避けるために、「面接での準備の仕方、何をどう用意するべきか、よく聞かれる質問とはどういうものがあるのか」、次回に解説したいと思います。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:仕事探し
トラックバック(0)
http://yg-away.biz/mt/mt-tb.cgi/310


